【動画】フォーレ/エレジー Op.24 (1880) 【多重収録】 [YouTube]

こんばんは。
大型連休が始まりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回も多重収録のお知らせになります。
そろそろ演奏会のご案内もお出ししたいなぁ、と密かに画策中ですが、ひとまず下記の動画をご覧いただけたら幸いです。

今回は、フランスの作曲家、フォーレの作品です。
ファゴットでもしばしば演奏される小品としては、「シチリアーノ」や「夢のあとに」(2020年12月に公開しています)が有名ですが、この曲もファゴットにとても合う気がします。
チェロとピアノのための小品「エレジー」作品24、です。

チェロの作品をファゴットで演奏するときにネックになるのが、
・重音をどう処理するか
・Hi-F(F5)以上の音域をどうするか
が問題となってきますが、この曲は重音もなく、ハイトーンもE♭5までで、現実的な範囲ではないでしょうか。
現実的、と言っておきながら、この動画で採用されたテイクではE♭がかすれてしまっています...。
他のテイクでは「ス°パーン!!」と出ていたのに...。

そして、もう一つ問題なのが、「ブレス」ですね...。
ファゴットにとってはなかなかキツい音域で、ひたすら酸素残量との闘いになります。

■ Gabriel Fauré - Élégie Op.24 (1880) * Bassoon and Piano
■ フォーレ/エレジー Op.24 (1880) ※ファゴット+ピアノ

■ Gabriel Fauré - Élégie Op.24 (1880) * Piano part only
■ フォーレ/エレジー Op.24 (1880) ※ピアノのみ

【追記】上記の動画をアップロードしていたアカウントが謎に凍結されてしまいました(2022年11月)。 現在,新アカウントにて順次再収録の上アップロードしております。 ご視聴よろしくお願いいたします。 https://www.youtube.com/channel/UCpiHcUwxJVTm_EyNuLlg2bA


是非ご視聴のほど、よろしくお願いいたします。
そして、ファゴット奏者の皆様も、是非この曲をレパートリーに加えてみていただけたら幸いです。

それでは、5月も新しい曲に挑戦してまいります。
よい連休をお過ごしください!!

KASPAR, der Fagottist KP.82


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【動画】ボザ/ディヴェルティスマン(1954)【多重収録】 [YouTube]

こんばんは。
4月を迎え,新しい年度が始まりました。
新たな門出を迎えられた皆様,おめでとうございます。
どうぞこれからもご活躍ください!!

こちらは,相変わらず一人でアンサンブルしております。
念のため申し上げますと,私は「一人でのアンサンブルが至高」とか全然思っていません...。
いつか,色々な演奏家の皆様と共演できる日を楽しみにしながら修行しているだけなのです。

時期が来たら,どなたかに共演の依頼をさせていただくことになるかもしれません。
その際は,なにとぞなにとぞ,よろしくお願いいたします。

さて,新学期最初の曲は...。
ファゴット三重奏曲です。

■ Eugène Bozza - Divertissement pour trois bassons (1954)
■ ボザ/3本のファゴットのためのディヴェルティスマン (1954)

【追記】上記の動画をアップロードしていたアカウントが謎に凍結されてしまいました(2022年11月)。 現在,新アカウントにて順次再収録の上アップロードしております。 ご視聴よろしくお願いいたします。 https://www.youtube.com/channel/UCpiHcUwxJVTm_EyNuLlg2bA


思えば,この曲を初めて演奏したのはいつだっただろうか。
少なくとも,大学に入る前ですね...。
もしかして,某音大の冬期講習にて,控え室というか音出し室で皆さんエチュードや課題曲をさらっている中,同門の悪友三人でやってみたのが最初だろうか。
そんな気がします。

...という相当思い出多きこの曲を,今回一人で演奏してみました。

この曲を「普通に」演奏するとき,どんなリードを選ぶでしょうか。
● 1st.だったら,High-E(E5)が出やすいリード??
● 3rd.だったら,第3楽章の低音が芯のある良い音がするリード??
● 2nd.だったら,他の2人とよく合うリード??
つまり,お互いに合わせつつも,やはり個々のパートの特徴を表現できるリードになると思うのですね。
三人が同じようなパッセージを数珠つなぎにしていく箇所などでは,三様の音色が楽しめるのです。
3人で演奏する場合は...。

そこで,今回は,3パートとも同じリードで演奏してみました。
(バッハの4声コラールも,全パート同じリードです)
第3楽章の冒頭などは,「もっと下が鳴るリードがいいな」と思いながら結局Eが当たりやすいリードにしてしまうあたりが私らしいですね...。
(そして,楽にEが出ていない)
なお,3人ともヘッドフォンから流れるメトロノームによって統制が取れているはずですが,どこかしらで自我が抑えられずに突っ走りかけてしまっております。
喧嘩寸前のアンサンブルを是非ご視聴いただきたく,お願い申し上げます。

今年度も,様々な曲に挑戦したいと思っております。
よろしくお願いいたします。

KASPAR, der Fagottist KP.81

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