【動画】ケクラン/ソナタ Op.71【ピアノのみ】 [YouTube]

こんばんは。
先日アップロードした「ケクラン/ファゴット・ソナタ」のピアノのみ動画をアップロードしました。

私の多重収録では,最初にピアノを収録した後に,そのピアノをイヤホンで聴きながらファゴットを演奏します。
同じ人が演奏しているにもかかわらず,ついさっき収録したピアノを聴きながら「なんでそんな風に弾くのだろう」と思うことが多々あります。
ファゴットではディミニュエンドして消えていきたいのに,ピアノはそのまま響きが残っている,など。

ですが,こうしてピアノのみにしてみると,「ああ,確かにピアノではこう弾きたかったよな」と思い返すのです。

2人以上のアンサンブルにおいて,最終的な善し悪し,出来不出来は「全体像がどうなっているか」によると思います。
実際のアンサンブルでは,リアルタイムにお互いの出方を楽しみながら演奏することができますが,この収録方法では,完全に「相手の出方を読み切って」演奏する必要があります。
(実際のアンサンブルでも同様ですね)

この「自分自身の感覚の相違」を楽しむのもこの多重収録の醍醐味ですが,意外にも他の演奏家との共演にも役に立っています。
アンサンブルである以上,相方の存在無くしては楽曲が成り立たないわけですから。

自分の表現を全うすることと,相手の表現を読み取ること。
そして,全体像を見据えて曲作りをすること。
この多重収録は,演奏に大切なことを教えてくれるのです。

ちなみに,私はこんな事をずっと続けていますが,いろんな方とのアンサンブルの方がよっぽど楽しいです。
多重収録は,研究と修業の一環ですね...。


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【動画】ケクラン/ソナタ Op.71 【多重収録】 [YouTube]

みなさまこんばんは。ご無沙汰しております!!
しばらく中断しておりました,多重収録による一人二役動画ですが,この度久しぶりにアップロードいたしました!!

5月と8月に主催公演を開催した影響での中断というだけでなく,この半年の間に自分の奏法を改善することを大きな目標として過ごしてまいりました。

5月:初めての曲,ファゴットでの演奏は前例がない曲を演奏することで,緊張状態でも新たな改善された奏法で演奏できるか → まだまだ従来の奏法が脳内を支配していました
8月:弦楽器との演奏(特に弦楽器とのユニゾン)を通して,心地よい音の延ばし方,歌い方が身に染みました。演奏会の本番から,少しだけ頭の中のイメージが変わったように感じました(当日のゲネプロまでは,まだ半信半疑なところが多々ありました)。

そして,9月。
久しぶりの多重収録に臨みましたが,帰宅後,簡易的な編集をして視聴してみた結果「再度撮り直そう」との判断を下しました。
しかし,それは絶望感からくるものではなく,もう一ヶ月練習すれば大きく改善するという希望的観測によるものでした。

10月上旬には2回目の収録をして,前回のように簡易的編集。何とか,その日の素材を使って本編集をしてみました。
9月に想定した,「10月にはこうなっているはず」という想いに近いものが出来上がったとはいえ,まだまだな部分が多く,動画が完成してからアップロードしないまま2週間が経過。
心の中では,まだ「3回目を撮るか,否か」を迷っていました。

幸い,9月からの改良は,日に日に体の芯まで浸透してきました。
来月以降,再々チャレンジすれば,さらに良くなる気もしています。
大変迷いましたが,今回のケクランはこの2度目の収録したものをアップロードすることにいたしました。

また何年後かに多重収録のネタ切れになったら。
あるいは,またアカウントが消されたりしたら。
その時は撮り直してみようと思います。

ところで,今回からホールの三点吊りマイクをお借りして収録してみました。
当然ながら,持参したPCMレコーダーのマイクとは雲泥の違いですね。
困ったのは,ピアノ譜の譜めくりの音やファゴット奏者の息切れしている様子が鮮明に撮れすぎていたことくらいです。

前置きが長くなりました。申し訳ございません。
久しぶりのケクランを,是非ご視聴お願いいたします!!

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【動画】ドローヌ/ロマンスとタランテラ【ピアノのみ】 [YouTube]

こんばんは。
もうすっかり春...と思いきや,今日の関東地方は寒さが戻ってしまいました。
どうぞお風邪など召されませんようにお過ごしくださいませ。

さて,3月の多重収録,ドローヌの作品をピアノのみにてアップロードいたします。

ピアノの譜面を見ていると,当然左手の動きにはファゴットでの演奏をイメージさせられるものが多いのですが,この曲も例に漏れず,ファゴットで左手を重ねたくなります。
右手も...分散和音の良い練習になりそうですが...。

この曲に関しては,ファゴットとピアノの組み合わせが一番良いようです。

■ Max d'Ollone - Romance et Tarentelle (1928) * Piano accompaniment
■ マクス・ドローヌ/ロマンスとタランテラ (1928) * ピアノのみ



https://youtu.be/8SEy3qxSbJU

★ファゴット+ピアノ(多重収録,一人二役)動画はこちらをご覧ください!!
■ Max d'Ollone - Romance et Tarentelle (1928)
■ マクス・ドローヌ/ロマンスとタランテラ (1928)



https://youtu.be/NgooTTpS3EA

是非,ご視聴...というより,このピアノと合わせて演奏してみていただけたら幸いです。
次回のアップロードは,4月下旬頃になるかと思います。
しばらくお待ちくださいませ。

それでは,失礼いたします!!

KASPAR, der Fagottist KP.92



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【動画】ドローヌ/ロマンスとタランテラ【多重収録】 [YouTube]

こんにちは。
3月に入り、ようやく暖かくなってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回の動画は、ちょうど3年ぶりの再収録となります、
・マクス・ドローヌ/ロマンスとタランテラ (1928)
です。

5分ほどの小品ですが、美しい旋律あり、速いパッセージありと盛りだくさんです。
あまり演奏される機会もなく、もっと広まってもよいのに...と思います。
著名な演奏家の方が知られていない曲を演奏されると、一気に演奏機会が多くなることがよくありますが、私が演奏すると...むしろ演奏機会が減ってしまうのではないか、と不安になります。

タランテラ、というからにはもう少し速く演奏したかったのですが、途中に出てくるDes-durのスケールや半音階上昇(いずれも16分音符)に手こずりました...。

■ Max d'Ollone - Romance et Tarentelle (1928)
■ マクス・ドローヌ/ロマンスとタランテラ (1928)



https://youtu.be/NgooTTpS3EA

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【動画】ノエル=ギャロン/レシタティーヴォとアレグロ【ピアノのみ】 [YouTube]

こんばんは。
今回のアップロードは,先日公開した「ノエル=ギャロン/レシタティーヴォとアレグロ」のピアノのみの動画です。

この曲のピアノは,和音使いがとても美しいですね。
(私が弾いた場合を除外する!!)
ファゴットが持つ高次倍音をたくさん含んだ音色と,ピアノの和音が重なるとなんとも言えぬ響きを醸し出すのですが,これが一歩誤るとお互いの音色を消し合うことになってしまいます。
ただでさえ動かない指を駆使しつつ,なんとか弾くのですが,やはり変な積み重なり方になってしまいます。
まだまだ練習が必要ですね!!

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【動画】ノエル=ギャロン/レシタティーヴォとアレグロ【多重収録】 [YouTube]

こんばんは。
もう2月ですね...。
心なしか,寒さのピークが過ぎ去った気がしています。
あるいは,体が寒さに慣れたのか...。
間もなく訪れるであろう春に向けて,時は刻々と過ぎていくのですね。

さて,今月の動画は,これも再収録となる「ノエル=ギャロン/レシタティーヴォとアレグロ」です。
前作の記事でも述べましたが,新たに導入したワイヤレスイヤホン。
音の響き方については慣れてきたのですが,ファゴット演奏中に何度も取れかけてしまいました。
当然,購入時に試着してはみたのですが,ファゴットのアンブシュアをすると,耳の穴も縦に伸びる(開く??)ことに気がつきませんでした。
家電店でワイヤレスイヤホンを試着しながら,口を縦に開けている人がいたらなんともシュールですが,そこまで考えが及ばなかったのです。

ちなみに,私は耳の穴が小さいのかもしれません。
イヤーピースは必ず一番小さいものに変えないとフィットしません...。

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【動画】デュティユー/サラバンドとコルテージュ【ピアノのみ】 [YouTube]

こんばんは。
もう1月も半ばですね。
寒い日が続きますが,どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

さて,前アカウントでは,多重収録からファゴットをカットして,ピアノ伴奏だけの動画もアップロードしていました。
私のピアノは大学で「副科ピアノの単位を取れた」程度。
ピアニスト様が演奏するようにはいきません。

それでも,中には「多重収録よりもピアノのみの方が再生数が多い」ことも多々あり...。
嬉しいような寂しいような複雑な気分だったのを覚えています。

新アカウントでも「ピアノのみ」動画を出すかどうか。
迷いましたが,アップロードすることにしました。

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【動画】みなさまにお知らせがあります【多重収録】 [YouTube]

みなさま,こんばんは。
先日,多重収録のアカウントが削除されました。
事前の警告などは無く,一発削除です。
私のアカウントは,演奏動画以外はアップロードしていませんから,当然身に覚えなどありません。
理由や,原因となった動画の提示はありませんでした。
もし,このような多重収録が削除対象になるという事例をご存知の方がいらっしゃったら,是非ご教示いただきたいと思っております。
現在,異議申し立てをしつつ,今後について検討中です。

過去のアップロード動画は,すべて視聴できない状態になっております。
これまでの間,私の拙い演奏動画をご視聴いただき,また,ご意見,評価,コメントをくださり,ありがとうございました。

ファゴットとピアノ双方からアプローチする演奏研究は,これまで通り継続します。
今後のことはまだ全く決まっておりませんが,状況が変わりましたらこちらでご案内させていただきます。

今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。

KASPAR, der Fagottist KP.86


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【動画】バッハ/4声コラール「暁の星のいと美しきかな」【多重収録】 [YouTube]

こんばんは。
10月に入り、寒暖差が激しくなってまいりました。
気温の数字上は寒いイメージがないのですが、暑い日の直後など、えらく寒く感じます。
どうぞ体調を崩されないよう、お気をつけてくださいませ!!

さて、今回の動画は、久しぶりとなる4声コラールです。
基本的に4声コラールを演奏するときは、「ソプラノがD5(いわゆるHigh-D)までにおさまっている曲」を選んできたのですが、その範囲におさまらない良い曲がたくさんあるのです。
今回の「暁の星のいと美しきかな」は、調性がホ長調(E-dur)。
当然、E5(High-E)がバリバリ出てきます。
それも、ファゴット曲のように「High-Eが出しやすいように」書かれていません。

そんなわけで、当初は却下していたのですが、良い曲すぎて手を出すことをためらうことをやめました(文体めちゃくちゃ)。

いつものように、バスから収録していき、数回ずつのテイクでアルトまで撮り終え、いざソプラノを。

1回吹いて、私のアンブシュアは崩壊しました。
2回目を取ろうにも、もう顎ガクガクです。

そんなわけで、この動画の最後ではソプラノが既にヘトヘトになっている様子が垣間見えます。

最後のハーモニー、ばっちり決まっていませんが...。
ご視聴いただけたら幸いです。

わかりきっている事ですが、ソプラノをファゴットでやるのはベストなのか。
そこにこだわらなければ、もっとできる曲は増えるはずです。

次なる作戦を考えております。

■ J.S.Bach - Wie schön leuchtet der Morgenstern BWV436 * 4 Bassoons
■ J.S.バッハ/4声コラール「暁の星のいと美しきかな」BWV 436

【追記】上記の動画をアップロードしていたアカウントが謎に凍結されてしまいました(2022年11月)。 現在,新アカウントにて順次再収録の上アップロードしております。 ご視聴よろしくお願いいたします。 https://www.youtube.com/channel/UCpiHcUwxJVTm_EyNuLlg2bA

11月は、収録がありません。
10月の収録で、もう一曲チャレンジしたのですが、既にこの曲でグロッキーになってしまい、残念ながらボツになってしまったので...。

次回の動画発表は12月になるかと思います。
是非、CH登録をしてお待ちいただきたく、お願い申し上げます。

また更新します。
おやすみなさい!!

KASPAR, der Fagottist KP.85



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【動画】ジャンジャン/プレリュードとスケルツォ【多重収録】 [YouTube]

こんばんは。
9月に入り,暑さも少し落ち着いた感じがします。
皆様,いかがお過ごしでしょうか。
私は暑い季節が好きなので,少し寂しさも感じるのですが...。

さて,多重収録がずいぶん久しぶりになってしまいました。
4月末以来のアップロードとなります。

■ Paul Jeanjean - Prélude et Scherzo (1911)
■ ジャンジャン/プレリュードとスケルツォ (1911) 【一人二役,多重収録】

■ Paul Jeanjean - Prélude et Scherzo (1911)
■ ジャンジャン/プレリュードとスケルツォ (1911) 【ピアノのみ】

【追記】上記の動画をアップロードしていたアカウントが謎に凍結されてしまいました(2022年11月)。 現在,新アカウントにて順次再収録の上アップロードしております。 ご視聴よろしくお願いいたします。 https://www.youtube.com/channel/UCpiHcUwxJVTm_EyNuLlg2bA

 この曲は,一箇所だけハイトーン(F5)が出てきます。
「おまえ,得意だろう」
と言われがちなのですが,実は苦手。
まあ"F5"は出るとしても,その直後や,曲の随所(特に最後)に出てくる最低音が...。
奏者のアンブシュアを崩すには最適の(??)この曲は,私にとって最難関なのです。

「8月に演奏会があったから多重収録は休止していたのか」
と,よく聞かれます。
いいえ。
実は4月からこの曲に取り組んでいたのですが,公開までにとても時間がかかったのです。

この日の収録は4回目。
5月,6月,8月と,ボツ(という名の練習)が3回あって,ようやく公開にこぎつけました。
まだ人様にお聴かせできるものでもありませんが...。
この曲の持つ美しさと,私のアンブシュアを平然と崩してくる魔力と葛藤しながら5ヶ月近く過ごすことで,なんだか光明が見えてきた気がします。

次の曲以降で,今回の成果が出せれば良いな,と思っています。
そして,この曲は多重収録ではなく,人様と一緒に演奏したい,アンサンブルをしたい,と切に感じながら,帰路に着きました。

KASPAR, der Fagottist KP.84


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